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「ミッシングリンク」をがん治療の標的にする

Nature Medicine 17, 3 doi: 10.1038/nm0311-283

臨床腫瘍学で探究され続けている問題の1つは、大きな副作用なしに効果的に行える腫瘍の除去である。しかし、特定の型の腫瘍の除去に合わせて合理的に設計した薬剤や、患者選択用の予測マーカーは非常に限られており、こうしたものを見つけることは難しい。BRCAに変異のある患者由来の腫瘍にPARP〔ポリ(ADPリボース)ポリメラーゼ〕阻害剤を使うという考えの妥当性を示す結果が、第1相臨床試験の1つから得られた。これは合理的な薬剤設計とトランスレーショナル研究におけるめざましい成功である。

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