Research press release

関節リウマチに関連する遺伝的多型

Nature Genetics

Variants associated with rheumatoid arthritis

関節リウマチの発症リスクに関連する7つの遺伝的多型が新たに同定されたことを報告する2編の研究論文が、Nature Genetics(電子版)に掲載される。この2つの研究により、ヨーロッパ人と日本人の集団における関節リウマチの遺伝的危険因子が明らかになった。

関節リウマチは、関節の炎症を特徴とする自己免疫疾患で、関節の破壊に至ることがある。その患者数は、全世界の成人の約1%を占めている。

今回、E Stahl、R Plengeらの研究グループは、ヨーロッパ人の関節リウマチ患者12,307人のゲノムを解析し、関節リウマチの高い発症リスクに関連する7つの遺伝的多型を同定した。また、高地雄太らのグループは、日本人の関節リウマチ患者7,039人の全ゲノム関連解析を行い、CCR6遺伝子の近傍で、関節リウマチの発症リスクに関連する多型を同定した。この多型は、上述のStahlらの研究で、ヨーロッパ人における関節リウマチの発症リスクに関連していることが明らかにされている。

Seven new risk variants associated with rheumatoid arthritis (RA) are reported in two studies published online this week in Nature Genetics. Together the studies identify genetic risk factors for rheumatoid arthritis in European and Japanese populations.

Rheumatoid arthritis is an autoimmune disease that is characterized by inflammation of the joints. Approximately one-percent of adults worldwide are affected with this disease, which can lead to destruction of the joints.

Eli Stahl, Robert Plenge and colleagues analyzed the genomes of 12,307 people of European ancestry with rheumatoid arthritis and identified seven genetic variants associated with increased risk of RA. Yuta Kochi and colleagues performed an analysis of 7,039 Japanese individuals with RA and identified an RA risk variant near the CCR6 gene, which was also associated to RA risk in the study of Europeans.

doi: 10.1038/ng.582

「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。

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