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血液検査でアルツハイマー病を予測

アルツハイマー病のリスクを示すバイオマーカーが次々に見つかっている。

アルツハイマー病の脳では、異常な量のアミロイドβタンパク質が凝集してプラークを形成する。 Credit: selvanegra/iStock/Getty

多くのアルツハイマー病研究者の例にもれず、ワシントン大学（米国ミズーリ州セントルイス）の神経科医Randall Batemanは感情を爆発させるタイプではなく、この分野での期待外れの結果にじっと耐えてきた。しかし、近年の研究開発の進歩に胸を躍らせている。この先わずか数年で、簡単な血液検査でアルツハイマー病のリスクを調べられるようになると、彼は予想している。「かかりつけ医なら誰でも、この検査を行えるようになるでしょう」。Batemanは、20年近くの間、アルツハイマー病に関する臨床試験を行ってきた。「これまで見てきたことから考えると、これは非常にあり得そうなシナリオです。血液検査を受けて血中コレステロールの値が高過ぎたらスタチンを処方される、というのと同じようになるでしょう」。

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翻訳：古川奈々子

Nature ダイジェスト Vol. 21 No. 11

DOI: 10.1038/ndigest.2024.241124

原文

Blood tests could soon predict your risk of Alzheimer’s
  • Nature (2024-08-08) | DOI: 10.1038/d41586-024-02535-x
  • Alison Abbott
  • ドイツ・ミュンヘンに在住するライター。

参考文献

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