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脳の守護者たち

脳の境界部には、免疫細胞が豊富に存在していることが分かってきた。ここの免疫細胞たちが脳を監視し、保護していることは、新たな常識となりつつあるばかりか、治療法への光となりそうだ。

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SILING DU, KIPNIS LAB, WASHINGTON UNIV. IN ST. LOUIS

Nature ダイジェスト Vol. 19 No. 9 | doi : 10.1038/ndigest.2022.220932

原文:Nature (2022-06-02) | doi: 10.1038/d41586-022-01502-8 | Guardians of the brain: how a special immune system protects our grey matter

Diana Kwon

脳は身体の主権者であり、その高い地位にふさわしい保護を受けている。脳細胞は長期間生存し、血液脳関門と呼ばれる難攻不落の要塞の中にかくまわれている。長い間、科学者たちは、脳は身体の他の部分の混乱から、特に、活発な防御システムである免疫細胞集団から完全に遮断されていると考えていた。感染と闘う免疫細胞集団は、その活動が過激になり過ぎて支配者である身体までも攻撃してしまう可能性がある。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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