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デニソワ人とみられる歯の化石、東南アジアで初めて発見
さまざまな角度から見た化石臼歯。16万4000~13万1000年前に死んだデニソワ人少女のものだったと考えられている。 Credit: F. DEMETER
ラオス北部の洞窟で、16万4000~13万1000年前に死んだヒト族の歯が見つかった。デニソワ人(ネアンデルタール人や現生人類と同時に存在していた絶滅ヒト族の1種)の少女のものだった可能性が高く、そうであれば、デニソワ人が東南アジアに住んでいたことを示す最初の化石証拠となる。
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翻訳:小林盛方
Nature ダイジェスト Vol. 19 No. 8
DOI: 10.1038/ndigest.2022.220814
原文
Ancient tooth suggests Denisovans ventured far beyond Siberia- Nature (2022-05-17) | DOI: 10.1038/d41586-022-01372-0
- Freda Kreier
参考文献
- Demeter, F. et al. Nature Commun. 13, 2557 (2022).
- Krause, J. et al. Nature 464, 894–897 (2010).
- Browning, S. R., Browning, B. L., Zhou, Y., Tucci, S. & Akey, J. M. Cell 173, 53–61.E9 (2018).
- Vernot, B. et al. Science 352, 235–239 (2016).
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