Advances

色を捨てて生き延びる

Nature ダイジェスト Vol. 19 No. 11 | doi : 10.1038/ndigest.2022.221126a

洞窟魚は色素を犠牲にしてエネルギーを手に入れた。

洞窟魚のメキシカンテトラ(Astyanax mexicanus)には、目も体の色もない。 | 拡大する

WRANGEL/ISTOCK/GETTY

洞窟魚のメキシカンテトラ(Astyanax mexicanus)は信じられないほど厳しい環境に適応した。そこは冷たい真っ暗闇の洞窟で、年に1回ほど起こる洪水が餌をもたらすだけで食物はほとんどなく、長い飢えが続く。これを生き抜くため、この魚は脂肪をすぐに体に蓄積し、血糖値を高く保ち、わずかな睡眠で済ませるようになった。さらに目と体の色を失った。過酷な条件にもかかわらず比較的長生きで、15年ほど生きるものが多い。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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