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米国が温室効果ガスの大幅削減を公約

多くの国で温室効果ガス削減政策を実施しているが、パリ協定の1.5℃目標にはまだまだ不十分だ。 Credit: Alexandros Maragos/Moment/Getty

去る4月22日、バイデン米国大統領は、ホワイトハウスで開催されたバーチャル気候変動サミットの冒頭で、新しい野心的な目標を発表した。米国の温室効果ガスの排出量を2030年までに、2005年比で少なくとも50%削減するというのだ。これは、オバマ元大統領が掲げた、2025年までに温室効果ガスを2005年比で26%以上削減するという目標を拡大・強化したもので、米国としてはこれまでで最も果敢で挑戦的な目標となる。

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翻訳:三枝小夜子

Nature ダイジェスト Vol. 18 No. 7

DOI: 10.1038/ndigest.2021.210709

原文

US pledges to dramatically slash greenhouse emissions over next decade
  • Nature (2021-04-22) | DOI: 10.1038/d41586-021-01071-2
  • Jeff Tollefson