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ヒトとネズミで発生のペースが違う理由

動物の発生が種によって異なった速度で進む理由が解明され始めている。そのカギとなるのは、細胞の中の小さな「タイムキーパー」かもしれない。

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ILLUSTRATION BY ALBERTO SEVESO

Nature ダイジェスト Vol. 18 No. 7 | doi : 10.1038/ndigest.2021.210720

原文:Nature (2021-04-29) | doi: 10.1038/d41586-021-01086-9 | These cellular clocks help explain why elephants are bigger than mice

Michael Marshall

スペイン・バルセロナにある欧州分子生物学研究所(EMBL)の研究室で、発生生物学者の戎家美紀は、歯車もばねも文字盤もない時計を組み立てた。この時計はチックタックと音を立てて時を刻むことはない。遺伝子とタンパク質でできていて、戎家のチームが研究室で作製した細胞層の中で正確に時間を計る。この小さな生物学的時計は、動物種間で最も目立つ違いのいくつかを説明する助けになるかもしれない。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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