目次

Volume 1 Number 102004年10月号

Editorial

 クリック博士の遺志を引き継ぐ

フランシス・クリックは、物事を極めて深く考える生物学者の一人だった。今、生物学の世界は、彼の死を悼んでいる。クリックが1970年に発表した未来学の小論文には、彼の先見の明が示されており、今日の理論研究者にとっての課題が示唆されている。

News Features

 目覚めてひらめく

朝起きたときに、前の晩には解けそうもなかった問題の答えが見つかったり、能力の限界だと思っていた仕事ができるようになったりしたことはないだろうか。この謎が明らかになる日は近いかもしれない。Laura Nelsonが報告する。

 ある日、私は「スパイ」になった

芹沢宏明は米国に渡り、前途有望な生物学研究者として順調に実績を積んでいた。しかし、彼の研究者人生はある日突然、めちゃくちゃになった。親切心で友人に協力したことが、日本を利するための産業スパイ行為だったと米連邦捜査局(FBI)にみなされたのだ。事の顛末をのDavid Cyranoskiが聞いた。

Comment

 政治と道徳と胚

アメリカの生命倫理は政治を超えられるか。

News & Views

 アノイキス:癌と宿無し細胞

細胞が基質から離れても生き延び、体内の別の場所に移動できるようにするタンパク質が見つかった。このような仕組みは癌細胞にとってとりわけ有利だと考えられる。

 瓶の中に入った手紙

地球外文明は、具体的な物質をはるかな星間を越えて送る方が、電磁波を使うよりも交信を行う際の効率がずっとよいことをすでに知っているかもしれない。

Essay Concept

 死と税金と、熱力学の第二法則

可逆計算:論理的にも物理的にも逆にできるコンピューターの実現可能性とは?

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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