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免疫学:急性COVID-19およびlong COVIDにおけるウイルス再活性化

Nature 656, 8128 doi: 10.1038/s41586-026-10740-z

慢性ウイルス感染はヒトで広く認められ、人々は複数のウイルスを保有しており、それらは重篤な疾患などの生理的なストレスの際に再活性化し得る。特に重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)感染は、エプスタイン・バーウイルスやサイトメガロウイルスなどの慢性ウイルスを再活性化することが示されている。しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)におけるウイルス再活性化の全容や時間的動態、免疫学的影響については、いまだ完全には理解されていない。本論文で我々は、COVID-19コホートにおける免疫表現型評価(IMPACC)研究に参加したCOVID-19入院患者1154人の縦断的マルチオミクスデータを活用し、急性COVID-19の期間中にヘルペスウイルス科とアネロウイルス科のウイルスが顕著に再活性化し、ウイルスごとに異なる時間的動態を示すことを明らかにする。我々はまた、ウイルスの再活性化が疾患重症度、宿主免疫への影響、臨床転帰と相関することを実証する。一連の結果は、ウイルスの再活性化と臨床転帰の間の因果関係を明らかにするものではないが、急性COVID-19およびlong COVIDにおいて慢性ウイルスの再活性化が広く起こっていることを浮き彫りにしている。我々の知見は、慢性ウイルスの再活性化は主に免疫抑制の結果であるという一般的な見解に疑問を投げ掛けるものであり、再活性化は、免疫能が正常な個人でも重篤な疾患の際に高頻度に起こり、全身性炎症の増大と関連することを実証している。さらに我々は、ウイルス再活性化が回復期にも持続することを実証し、アネロウイルス科のウイルスとlong COVIDとの関連性を報告する。本研究は、ウイルス再活性化に伴う免疫学的、トランスクリプトームおよびメタボロームのシグネチャーを提示するものであり、急性COVID-19とlong COVIDの予後予測および治療に向けた今後の戦略に役立つ可能性がある。

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