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微生物学:ヒトと細菌の抗ウイルス免疫における共通原理
Nature 656, 8127 doi: 10.1038/s41586-026-10756-5
ウイルス感染に対する防御は、あらゆる細胞生物に保存されている特徴である。単細胞の細菌からヒトや複雑な多細胞動物に至るまで、ウイルスを抑制して細胞の適応度を守るには、構成性免疫と誘導型免疫が必要である。最近の研究から、ヒトの抗ウイルス免疫の構成要素は驚くほど古く、数十億年前に細菌でファージ複製を防ぐ経路として生じたことが明らかにされている。これまで別個の分野であったヒト免疫と細菌免疫を統合することで、宿主–ウイルス相互作用の重要な特徴を説明する基盤が得られる。本総説で我々は、生物界で共通の抗ウイルス免疫の機構を形作る、病原体認識、シグナル増幅および免疫エフェクター機能の原理を明確に示す。cGAS–STING、インフラマソーム、アルゴノート、ビペリン(viperin)など、共通の免疫形態は、抗ウイルス防御の古代の特徴を明らかにする。同様に、ヒト細胞のパターン認識受容体とインターフェロン誘導遺伝子を、細菌のCRISPR免疫と抗ファージ防御系と直接比較することで、ウイルス複製を効果的に感知して阻害するためのよく見られる戦略を説明できる。界横断的な解析は、宿主–ウイルス相互作用を制御する普遍的な規則を明らかにするとともに、抗ウイルス免疫の理解における未解決の疑問を浮き彫りにする。

