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進化学:遺伝子の祖先系統から明らかになった、真核生物誕生過程における多様な微生物の関連
Nature 656, 8127 doi: 10.1038/s41586-026-10639-9
真核生物の起源は生物学における中心的な謎である。議論は続いているものの、アルファプロテオバクテリアとアスガルドアーキアの共生が極めて重要な役割を果たしたという点では一致している。しかし、共生のパートナーとなった可能性のある他の細菌の本質、それが起きた時期、寄与の内容、そしてウイルスとの相互作用の役割については依然として議論になっている。今回我々は、これらの疑問に取り組むため、高度な系統ゲノム学的手法と、細胞生物とウイルスの既知の多様性全体にわたる包括的なデータセットを用いた。我々の解析によって、真核生物の最終共通祖先(LECA)のプロテオームが改めて再構築され、各タンパク質ファミリーの系統学的起源が追跡された。その結果、さまざまな細菌ドナーからの遺伝子水平伝播に複数の波が存在したことを示す説得力のある証拠が見つかり、そのいくつかはミトコンドリアの細胞内共生に先行していた可能性が高いことが分かった。我々は、これら主要なドナーのものとして妥当と思われる形質と、それらのLECAへの機能的寄与を推定した。我々の知見は、遺伝子水平伝播がLECA以前の祖先のプロテオーム形成に寄与したことを裏付けており、核細胞質性ウイルス門(Nucleocytoviricota)のウイルスがその促進的役割を果たしたことを示唆している。まとめると我々の結果は、古代の真核生物が、水平伝播した遺伝子の痕跡を残した多様な関連の連続を通して、複雑な微生物生態系内で誕生した可能性を示唆している。

