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がん遺伝学:セントロメアフットプリントはALTがんにおけるテロメアの完全性を維持する

Nature 656, 8127 doi: 10.1038/s41586-026-10598-1

テロメアの代替伸長(ALT)は、がん全体の5〜10%に関係する特殊なテロメア伸長機構である。ALTはエピジェネティックな調節異常やゲノム不安定性と関連付けられているが、ALT活性化後の特異的なゲノム再構成とエピジェネティック再構成については明らかにされていない。今回我々は、ALTがん細胞株および原発性小児ALT神経芽細胞腫では特異的に、セントロメアのαサテライト反復配列とCENP-Bボックスがテロメア領域に挿入されていることを報告する。これは、この変化に病理学的関連があることを示している。DiMeLo-seq(directed methylation with long-read sequencing)を用いた解析では、一部の染色体のテロメア領域に組み立てられたCENP-Aクロマチンの明瞭なフットプリントが明らかになった。ALT活性化のモデル化によって、ATRXの喪失とDNA低メチル化に起因するエピジェネティックな調節異常が、こうしたセントロメア・クロマチン・シグネチャーの獲得を促進することが分かった。機能的には、HJURPを介したCENP-A沈着を妨げると、テロメアの完全性とALTが損なわれ、テロメアの異常な有糸分裂DNA合成(MiDAS)につながる。これらのセントロメアシグネチャーは、最初は異常な組換えによって作られるが、ALTがん細胞という独特な状況において、テロメアクロマチンの完全性を維持することにより不可欠になったと、我々は提案する。

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