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古生物学:精緻に保存されたモジュール式骨格で裏付けられた、苔虫動物門のカンブリア紀起源

Nature 656, 8126 doi: 10.1038/s41586-026-10590-9

主要な動物のボディープランはカンブリア爆発の時期に出現したが、苔虫動物門(外肛動物門)はこのパターンの顕著な例外であり続けてきた。Protomelission gatehouseiの最初の発見によって、苔虫動物が他の主要な後生動物門と同様にカンブリア紀に起源を持つことを示す説得力のある証拠が得られ、これは独立した分子時計による推定とも整合した。しかし、決定的な軟組織の解剖学的構造と標徴となる骨格の微細構造の乏しさから、その系統的類縁関係は曖昧なままであり、議論が続いてきた。今回我々は、中国のカンブリア紀前期の仙女洞層から出土した、P. gatehouseiと、新たなタクソンとなる新属新種Dayingomelission hexaclitiaの保存状態の極めて良好な化石を報告する。これらの標本では、モジュール式の骨格内に、リン酸塩化された軟組織がin situで保存されており、管状突起、環状筋、膜状嚢、環状隔壁などの極めて重要な解剖学的構造が明らかになった。これら一連の形質は、両タクソンが苔虫動物門に属することを示す決定的な証拠となる。これらの新たな特徴を組み込んだ系統解析により、両タクソンはクラウン群狭喉類に位置付けられた。これらの結果は、苔虫動物門がカンブリア紀に起源を持つことを支持するとともに、予想外に早い段階での群体構造の形態的多様性を明らかにしており、苔虫動物の多様化がカンブリア紀の放散において不可欠な構成要素であったことを実証している。さらに、分化した狭喉類クラウン群が早期に出現していたことは、苔虫動物のステム群系統の起源が、当初考えられていたよりもさらに古いことを示している。

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