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原子核物理学:70Znにおける低エネルギー増強の磁気的性質

Nature 655, 8124 doi: 10.1038/s41586-026-10758-3

原子核が、励起状態からより低いエネルギー状態へと遷移する場合、通常は光子の放出を伴う。光子放出の起こりやすさは、光子のエネルギーと、始状態および終状態の原子核の性質の関数であり、光子(γ線)強度関数(γSF)として知られている。γSFに見られる特徴のうち、低エネルギー領域での増強は一部の原子核で観測されているが、この増強がどのような電磁的性質を持つかは依然として未解決の問題である。γSFのこの低エネルギー増強は、星の中で元素が生成される仕組みや、原子核の構造に関する我々の理解に大きな影響を与える。今回我々は、70ZnのγSFに関する実験結果を提示し、この原子核のγSFに見られる増強が磁気的性質を持つことを示す。この観測結果は、原子核のγSFに関する長年の未解決問題を解明する一助となるとともに、原子核科学における我々の予測能力に直接的な影響を及ぼす。

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