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宇宙政策:宇宙起源の陽子を用いて宇宙条約遵守の状況を検証する

Nature 655, 8123 doi: 10.1038/s41586-026-10783-2

宇宙条約(OST)は、1967年に署名のために開放され、以来、中国、米国およびロシアを含む117カ国が同条約の締約国となった。同条約は、数ある条項の1つで、宇宙空間への核兵器配備を禁止している。最近、米国政府は、ロシアが核兵器を搭載した衛星攻撃兵器(ASAT)の構成要素を試験しており、宇宙空間に核兵器を配備する可能性もあるとの懸念を示した。そうした装置が起爆されれば、低地球軌道上の人工衛星のほとんどが破壊されることになる。この危険性は、OSTに検証機構が存在しないことによって、さらに深刻になっている。公開された査読済み学術文献では、検証のいかなる方法論も提案されていない。本論文では、内側バンアレン放射線帯において、およそギガ電子ボルト(GeV)のエネルギーを持つ陽子による核破砕で誘起される中性子を観測することにより、人工衛星がOSTを遵守しているかを検証するための概念および実現可能性についての研究を示す。計算の結果、9Uサイズのキューブサット(超小型人工衛星)の検出プラットフォームにより、およそ1週間の観測で、4 km離れた場所から熱核兵器を突き止められることが示された。この概念研究は、OSTの検証プラットフォームに関する今後の研究と開発を促進し、それらに情報を提供するものとなる。

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