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生態学:抵抗性と回復から時間的安定性とレジリアンスを予測する

Nature 655, 8122 doi: 10.1038/s41586-026-10498-4

安定性は、多くの自然システムおよび社会システムにおいて望ましい性質である。時間的安定性、すなわち時間を通じたシステムの変動の小ささは、撹乱を受けた際の変化に抵抗すること、撹乱後の回復を速めること、あるいはその両方によって高められる。同様に、レジリアンス、すなわち撹乱後に非撹乱時の水準へどれだけ近づくかも、撹乱に耐える性質である抵抗性と、撹乱後に回復する性質である回復性という要素を有する。今回我々は、時間的安定性とレジリアンスが、それぞれ抵抗性および回復性の要素にどのように依存するかについて、新たな理論的予測を構築し、それを検証した。その結果、時間的安定性は、システムがどれだけ速く回復するかに関する情報がなくても、しばしば抵抗性から予測できることが分かった。これに対してレジリアンスは、従来の理論と同様に、少なくとも抵抗性と同程度には回復性に依存すると予測された。世界で最も長期にわたって継続している生物多様性実験の植物生産性データを用いた解析では、生態系レベルまたは種レベルで四半世紀にわたり定量化された長期的な時間的安定性は、単年の抵抗性推定値のみから中程度の精度で予測でき、回復性を加えても予測精度の改善はわずかであることが分かった。一方、生態系レベルのレジリアンスは、抵抗性と回復性の組み合わせによって中程度の精度で予測された。さらに、生態系の干ばつ抵抗性は、干ばつ前の時間的安定性をモニタリングすることで予測できることも分かった。これらの結果は、長期的な時間的安定性と短期的な抵抗性が、多くの場合、相互に予測可能であることを示すとともに、自然システムおよび管理システムの安定性を高める上で、抵抗性と回復性をどのように活用できるかを明確にしている。

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