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免疫療法:改変された免疫抑制性樹状細胞は心臓のリモデリングを防ぐ

Nature 653, 8116 doi: 10.1038/s41586-026-10346-5

心不全は依然として病的状態や死亡の主な原因だが、病的な心臓繊維化やそれに伴う心機能低下を効果的に予防あるいは回復させる承認された治療法はない。慢性炎症は、虚血または血流動態によるストレス後の病的な繊維化の中心的な駆動因子だが、全身的な免疫抑制を行わずに、有害な免疫応答と修復に働く免疫応答のバランスを局所的に再調整する戦略はない。樹状細胞(DC)は免疫活性化と寛容の重要な調節因子であり、心疾患における治療的な免疫再プログラム化の機会をもたらす。今回我々は、改変された免疫抑制性かつ繊維化を標的とするDC(iCDC)が病的な心臓リモデリングを効果的に防ぐことを示す。虚血–再灌流障害、心筋梗塞、圧負荷のマウスモデルにおいて、iCDC療法は、炎症性の心臓繊維化を軽減し、心臓灌流を改善し、収縮性を維持した。機構としては、iCDCは免疫細胞および間質細胞の活性化を抑制することで直接的に、あるいは制御性T細胞のクローン増殖を促進することで間接的に、持続的な心臓保護をもたらす。重要なことに、心筋梗塞の非ヒト霊長類モデルにおいて、iCDC療法は全身毒性を誘導することなく、心臓繊維化を低減し、心臓灌流および収縮機能を改善した。これらの知見は、病変部を標的とした免疫調節が心臓繊維化を制御するための実行可能な戦略であることを確立しており、改変された樹状細胞が心臓のリモデリングおよび心不全の治療における有望な治療プラットフォームであることを確証している。

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