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気候科学:中部アフリカの山地において21世紀に発生した高山帯での火事

Nature 653, 8115 doi: 10.1038/s41586-026-10511-w

山火事は、生態系、大気質、社会を脅かす、全球的に激化している危険要因である。熱帯の高山は一般的に、火事が発生するには気温が低過ぎて湿度も高過ぎると考えられてきたが、近年はアフリカの最も高い山々で高標高域の山火事が発生しており、潜在的に変革的な新たな脅威の出現が示唆されている。こうした環境における過去の火事の記録が不足しているため、火事の頻度や規模その環境への影響、アフリカ山地生態系のレジリアンスについての理解は限定されている。今回我々は、中部アフリカのルウェンゾリ山地において21世紀に発生した火事が、過去1万2000年間で初めてアフリカの高山帯(海抜3800 m以上)に影響を及ぼしたことを示す。中標高域(海抜2990 m)では、人間活動の変化を示す地域的な証拠と時期的に一致する、約2000年前から火事が急増し、これに続いてタケが支配的な生態系の増加が見られた。今回の結果は、アフリカ山地における火事の頻度や規模の重要な駆動要因としての人間の役割を浮き彫りにするとともに、熱帯アフリカ高山の高標高域での火事が、熱帯の高地生態系を一変させる可能性がある21世紀の新たな撹乱であることを示している。

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