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気候科学:より集中的な降水は陸域の貯水量を減少させる

Nature 653, 8114 doi: 10.1038/s41586-026-10487-7

陸域の水の利用可能性は、人類や生態系のウェルビーイングの主要な決定要因である。平均降水量や平均蒸発量の変化を除けば、1日単位の降水のより少数の激しい事象への集中が、水文学的分割と陸域の水収支にどのような影響を及ぼすかはよく分かっていない。今回我々は、より集中的な降水が、全球の全ての気候地域において陸域の水の利用可能性を低下させることを観測に基づいて示す。この乾燥化効果は、総降水量の増加による湿潤化効果と同程度の大きさである。単純な地表面モデルも複雑な地表面モデルも、観測された効果を再現している一方、理想化されたシミュレーションは、この効果が地表面での水文学的分割の変化に起因する蒸発の増大から生じていることを示している。約2℃の温暖化について、温暖化が駆動する降水の集中化が陸域の貯水量に及ぼす影響を予測すると、総降水量や灌漑のいかなる変化とも独立に、全球人口の27%が居住する地域で、地表面が異常に乾燥した状態へと変化することが分かった(≧ 0.5標準偏差)。今回の結果は、陸域の水収支の新しい重要な決定要因を示し、降水の時間的分布に対する陸域の水収支の感受性を浮き彫りにするものであり、将来の水の利用可能性に対して広範な意味を持つ。

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