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進化遺伝学:アルゼンチンの未知の系統の8000年にわたる連続性

Nature 649, 8097 doi: 10.1038/s41586-025-09731-3

南米のコーノ・スール中央部は、地球上で人類の居住地となった最後の地域の1つであり、古代DNA研究では依然として十分に代表されていない。今回我々は、1万年の間にこの地域に居住していた238人の古代人から得られたゲノム規模のデータを報告する。最も古い個体は、パンパ地域で見つかった、年代が1万年前と推定されるもので、中期完新世のコーノ・スールの個体とは異なる遺伝的親和性を有し、この時期には中央アンデスやブラジル中東部からの分化が始まっていたことを示している。年代が4600〜150年前と推定される複数個体は主に、これまで採集されていなかった古い系統の子孫であり、この系統の最も古い代表個体は推定年代が約8500年前までさかのぼる。アルゼンチン中央部のこの系統は、中期完新世には他の2つの系統と共存していたが、地域間での移動の証拠はほとんどなく、アルゼンチン中央部で数千年にわたって存続した。アルゼンチン中央部の系統には3つの異なる遺伝子流動が見られ、3300年前までにパンパ地域の系統と交雑して800年前以降はこの地の主要な系統となったようであり、アルゼンチン北西部では中央アンデスの系統と、グランチャコでは熱帯・亜熱帯林の系統と交雑した。アルゼンチン北西部では1000年前までに近親婚の割合が増加し、これは中央アンデスでのパターンと類似している。パラナ川流域では、グアラニー族と考古学的関連性を持つ400年前の個体がブラジルの複数集団とクラスターを形成しており、これは、この時期までにグアラニー族が存在していたことと合致する。

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