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天文学:銀河系で最も一般的な惑星系に進化する前駆天体
Nature 649, 8096 doi: 10.1038/s41586-025-09840-z
銀河系で最も一般的な既知の惑星系は、コンパクトな軌道に地球サイズから海王星サイズの数個の惑星を持つ。軌道間隔が狭い場合、大型の惑星は小型の惑星に比べて1桁少ない。若い星であるおうし座V1298はこのようなコンパクトな惑星系を持つが、その4個の惑星は異常に大きい(地球半径の5〜10倍)。これらの惑星は一連の近接共鳴を形成し、その結果、数時間というトランジット時間変動が生じている。本論文で我々は、星の激しい磁気活動の影響を受けにくい手法であるトランジット時間変動を用いてこの系の特性を評価した、複数年にわたる観測結果について報告する。対象を定めた観測により、我々は、最も外側にある惑星のこれまで知られていなかった軌道周期を最初に明らかにした。そして、これらのデータとアーカイブデータから得られた完全な9年間のベースラインにより、4個全ての惑星に対する質量と軌道パラメーターの確実な決定が可能になった。我々は、これらの惑星が、海王星未満の小さな質量とほぼ円形軌道を持つことを見いだした。これは、力学的に静穏な歴史を示唆している。これらの惑星の小さな質量と大きな半径は、内側の惑星が、原始惑星系円盤の散逸直後に急速な冷却期間を経たことを示している。それでも、これらの惑星は、同程度のサイズの成熟した惑星に比べると、はるかに密度が低い。我々は、これらの惑星が今後地球半径の1.5~4.0倍まで収縮し、自然が豊富に生み出すスーパーアースやサブネプチューンの種族に加わると予測する。

