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腫瘍免疫学:抑制性PD-1軸は高アビディティー幹細胞様CD8+ T細胞を維持する

Nature 649, 8095 doi: 10.1038/s41586-025-09440-x

幹細胞様前駆細胞は自己複製する細胞傷害性T細胞であり、成功したチェックポイント免疫療法ではエフェクター細胞として増殖する。新たな証拠は、腫瘍流入リンパ節が、腫瘍部位を補充するこれら幹細胞様細胞の持続的な作出を支えており、増殖したエフェクター集団の主要な供給源であることを示唆している。これは、活性化したT細胞を幹細胞様状態に推進し、維持させる因子は何であるかを理解する重要性を浮き彫りにしている。今回我々は、高度な三次元マルチプレックス免疫蛍光画像化を用いて、腫瘍流入リンパ節において、TCF-1+PD-1+SLAMF6high幹細胞様CD8+ T細胞の増殖、維持、親和性の進化を支える抗原提示ニッチを突き止めた。持続的なT細胞受容体(TCR)シグナル伝達がエフェクターの終末分化を駆動するという通説に反して、in vivoでは最初のプライミング以降に抗原との結合が数日続くことにより、これらの幹細胞様T細胞の増殖や自己複製が維持される。この過程において、抑制性のPD-1経路は、TCRシグナル入力を微調整することで中心的な役割を担っており、エフェクター細胞の再生可能な供給源として、高親和性TCR幹細胞様クローンを選択的に増殖できるようにする。PD-1阻害はこの調整を破綻させて、最もアビディティーの高い抗腫瘍幹細胞様細胞の終末分化あるいは死を誘導する。従って、我々の結果は、TCRリガンド親和性認識と、重要な負のフィードバック調節ループおよびT細胞の幹細胞性プログラム化との間の関係を明らかにしている。さらにこれらの知見は、がん免疫療法時の抗PD-1阻害が、これらの重要な高親和性前駆細胞を進行性に失うことで効果が低下するという代償を払いながら、短期的な抗腫瘍効果をもたらしているのではないかという問いを提起している。

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