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古生物学:アウストラロピテクス・デイレメダの食餌と歩行様式に光を当てる新たな発見

Nature 648, 8094 doi: 10.1038/s41586-025-09714-4

ウォランソ・ミルの堆積層(359万年前〜333万年前)から出土した化石に対するアウストラロピテクス・デイレメダ(Australopithecus deyiremeda)の命名は、エチオピアのアファール地溝帯に、アウストラロピテクス・アファレンシス(Australopithecus afarensis)と同時代の別種が存在したことを示している。しかし、ブルテレ(BRT)の2つの化石産地で見つかった部分的な足(BRT-VP-2/73)と数点の遊離歯は、種レベルでは特定されていなかった。最近回収された歯顎標本によって、BRTのヒト族標本の分類学的類縁性が解明されただけでなく、アウストラロピテクス・デイレメダの食餌と歩行様式にも光が当てられた。今回我々は、これらの標本の比較検討結果を提示し、これらがアウストラロピテクス・デイレメダに帰属できることを明らかにする。我々はまた、ブルテレにおける他のヒト族の欠如に基づいて、「ブルテレの足(BRT foot)」のこの種への帰属が倹約的であることを見いだした。この新たな試料は全体的に、アウストラロピテクス・デイレメダの歯や頭蓋後方が、アウストラロピテクス・アファレンシスのものよりも原始的であることを示しており、それらは特に犬歯と小臼歯の形態的特徴や、足の把持形質の保持の側面で顕著であった。さらに、歯のエナメル質のδ13C値が低く、その分布変動が少ないことは、アルディピテクス・ラミドゥス(Ardipithecus ramidus)やアウストラロピテクス・アナメンシス(Australopithecus anamensis)のものと類似して、C3食物への依存を示していた。これは、アウストラロピテクス・デイレメダの食餌戦略が、初期のアルディピテクス・ラミドゥスやアウストラロピテクス・アナメンシスと似ていたことを示唆している。ブルテレの足の解析結果と、そのアウストラロピテクス・デイレメダへの分類は、樹上性がアウストラロピテクス属のこの種の位置的行動の重要な要素であったことの決定的な証拠となり、鮮新世のヒト族の間である程度の樹上性が保持されていたことをさらに裏付けている。

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