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免疫学:マルチオミクスプロファイリングで明らかになった、健康成人における加齢関連免疫動態

Nature 648, 8094 doi: 10.1038/s41586-025-09686-5

免疫の生成と維持は加齢に依存した動的な過程である。本研究で我々は、その進行についての理解を深めるため、300人以上の健康成人(25〜90歳)を対象として、単一細胞RNA塩基配列解読、プロテオミクス、フローサイトメトリーを用いて末梢免疫のプロファイリングを行い、96人の成人を対象に季節性インフルエンザワクチン接種を行うとともに2年間にわたって縦断的に追跡した。得られた研究資源により、我々のヒト免疫健康アトラス(Human Immune Health Atlas)の71の免疫細胞サブセットを含む1600万個以上の末梢血単核細胞の単一細胞RNA塩基配列解読データセットが生成され、免疫細胞の構成と状態が加齢、慢性ウイルス感染およびワクチン接種に伴ってどのように変化するかを調べることができるようになった。我々は、これらのデータから、全身性炎症や慢性サイトメガロウイルス感染によって駆動されるのではない、加齢に伴うT細胞サブセットにおけるロバストで非線形の転写再プログラム化を実証する。この加齢に関連した再プログラム化は、記憶T細胞における機能的な2型ヘルパーT(TH2)細胞への偏りにつながり、これは、インフルエンザワクチンで高度に増強される抗原に対するB細胞応答の調節異常と関連していた。まとめるとこの研究は、高齢期に先立って起こる免疫老化過程の独特な特徴を明らかにしており、加齢に関連した免疫調節の新たな標的を提示している。我々は、この大規模なヒト免疫健康リソースを探索するためのインタラクティブツールを、https://apps.allenimmunology.org/aifi/insights/dynamics-imm-health-age/で公開している。

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