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古生物学:アンデス山脈で新たに発見された後期三畳紀の盆地から出土した首の長い初期の恐竜類
Nature 648, 8094 doi: 10.1038/s41586-025-09634-3
パンゲアの陸上生態系は後期三畳紀(2億3700万~2億100万年前)に激変し、それが哺乳型類、ワニ形類、恐竜類の出現と多様化につながった。南米のカーニアン期の堆積岩からはそうしたクレードの初期進化の理解に役立つ証拠が多くもたらされているが、重要な発見は、アルゼンチンのイスチグアラスト・ビジャウニオン盆地とブラジルのパラナ盆地のみに限定されてきた。本論文で我々は、これまで知られていなかったアルゼンチン北西部の北プレコルディレラ盆地から出土した、カーニアン期の四肢類化石群について報告する。この盆地のケブラーダ・サント・ドミンゴ化石産地では、初期の竜脚形類の新属新種Huayracursor jaguensisのほぼ完全な骨格の他、ヒペロダペドン類のリンコサウルス類、ゴンフォドントスクス類に属するトラベルソドン類のキノドン類、アエトサウルス類など、後期カーニアン期動物相を構成する典型的な動物群が発見された。カーニアン期の一般に小型で首の短い竜脚形類と比較すると、Huayracursorはより大型で頸椎には初期の伸長が認められ、これは、サイズと首の伸長については、既知のカーニアン期竜脚形類とノーリアン期竜脚形類の間の中間的な状態である。今回の発見は、初期の竜脚形類の体重増加と首の伸長を裏付ける、最も古い証拠の1つをもたらしている。

