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古生物学:既知最古の鱗竜類と鱗竜類の摂餌適応の起源

Nature 647, 8090 doi: 10.1038/s41586-025-09496-9

鱗竜類は、陸上に生息する脊椎動物の中で最も種数の多い生物群である。この生物群には、約1万2000種のトカゲ類とヘビ類(有鱗類)、そして1種のムカシトカゲ類(ニュージーランドに生息するムカシトカゲ〔Sphenodon punctatus〕)が含まれる。有鱗類の繁栄は、一般に体サイズが小さいことに加え、頭骨が高度に可動性で大型の被食者を巧みに処理できることによっていた。しかし、トカゲ類とヘビ類の頭骨に見られるこれらの重要な特徴はムカシトカゲには認められず、両者の共通祖先の本質を理解することが重要となっている。鱗竜類の起源は三畳紀(2億5200万~2億100万年前)にさかのぼるが、化石が不完全で、その多くが有鱗類でもムカシトカゲ類でもない、より広範な鱗竜形類のものであるために混乱が生じている。本論文で我々は、英国デボン州の中期三畳紀(アニシアン期)のヘルスビー砂岩層から出土した、確実なムカシトカゲ類のかなり完全な状態の頭骨および骨格を報告する。これは、従来知られていた最古の鱗竜類よりも約300万~700万年古いものである。この新種は、予想通り頭骨は非可動性だが、下側頭弓は開いていて、大きな口蓋歯を持たず、昆虫に特化した食性であったと見られる。この標本は、現代型の陸上生態系が出現した「三畳紀革命(Triassic Revolution)」の一環としての鱗竜類の初期の多様化を理解する一助となる。

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