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微生物学:バクテロイデス門の外膜タンパク質のバイオジェネシスに関する新たなパラダイム
Nature 647, 8089 doi: 10.1038/s41586-025-09532-8
グラム陰性細菌において、外膜は抗菌剤や免疫学的攻撃に対する防御の最前線である。外膜のバイオジェネシスの重要な部分は、BAM(β-barrel-assembly machinery)による外膜タンパク質の挿入である。本論文で我々は、重要なヒト共生細菌や主要な嫌気性病原菌を含むバクテロイデス門(Bacteroidota)に属するFlavobacterium johnsoniaeから単離したBAM複合体のクライオ電子顕微鏡構造について報告する。得られたBAM複合体は、カノニカルな大腸菌(Escherichia coli)系から大きく変化しており、基質折りたたみ部位を覆う細胞外の被覆構造とBAMの小孔内へ入り込むサブユニットを含んでいる。細胞外の被覆構造の形成に関わる新規サブユニットであるBamGとBamHはBAMの機能に必要であり、バクテロイデス門内で保存されているため、それらはこの門のカノニカルなBAM中核に不可欠な拡張を形成していることを示唆している。BamHに関しては、サプレッサー変異を単離することで、その必須な機能と必須ではない機能を分離することができた。バクテロイデス門細菌の外膜に見られる非常に複雑な膜タンパク質は、BAM複合体の大幅な再構築と機能強化の必要性を反映している。

