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神経科学:発生中のヒト皮質についての細胞系譜で分解されたアトラス

Nature 647, 8088 doi: 10.1038/s41586-025-09033-8

ヒトの新皮質はさまざまな細胞タイプから構成されており、これらの細胞は、神経幹細胞が開始する空間的・時間的に組織化されたプログラムに従って発生過程で生じる。分化および成熟の軸に沿った単一細胞での遺伝子発現のスナップショットを捉えた研究の数が増えてきているが、個々の前駆細胞を、ニューロンやグリアの特定のサブタイプに結び付ける細胞系譜関係の基盤となる地図は、特にヒトにおいては未解明のままである。今回我々は、前向き細胞系譜追跡を適用して、ヒト神経幹および前駆細胞の分化の多様性を、ヒト初代組織におけるニューロン発生とグリア発生を含む全発生期間にわたってマッピングした。我々は、6402の前駆細胞のクローン出力をプロファイリングすることにより、ヒト皮質発生の細胞系譜で分解した地図を作成した。今回我々は、皮質前駆細胞が、妊娠中期頃にグルタミン酸作動性ニューロン発生からGABA作動性(γ-アミノ酪酸が関与する)ニューロン発生へ切り替わり、これはオリゴデンドロサイト発生の開始時期と一致することを示す。さらに、突起短縮型放射状グリア(truncated radial glia)は、ヒトの皮質発生過程でグルタミン酸作動性ニューロン発生能を長期にわたって維持することが分かった。意外なことに、tRG由来で遅く生じたグルタミン酸作動性ニューロンは皮質深層ニューロンの分子的特徴を示すことが見いだされ、妊娠中期のサブプレート領域の拡大に関与する可能性がある。

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