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免疫学:EBVは炎症性T細胞を引き寄せるB細胞の中枢神経系へのホーミングを誘導する
Nature 646, 8083 doi: 10.1038/s41586-025-09378-0
疫学データによって、エプスタイン・バーウイルス(EBV)感染は、中枢神経系(CNS)の主要な自己免疫疾患である多発性硬化症の主たる環境リスク因子であることが明らかとなっている。しかし、EBV感染が多発性硬化症を発症させる仕組みについてはまだ明らかにされていない。今回我々は、ヒト化マウスにおいて、EBVが、CNSにホーミングするオリゴクローナルなT-bet+CXCR3+ B細胞を増殖させることを実証する。エフェクター記憶CD8+ T細胞やCD4+ TH1細胞に加えて、CD4+ TH17細胞が、EBV感染ヒト化マウスの脳に共に遊走した。T-bet+CXCR3+ B細胞は、他のリンパ球が存在していない場合でも、髄膜下の脳領域に定着してT細胞を引き寄せることができた。リツキシマブによるB細胞の枯渇、あるいはCXCR3の阻害は、CNSへのリンパ球浸潤を有意に減少させた。従って、症候性のEBVの初回感染は、CNSへ浸潤するB細胞サブセットを生み出し、これらがT細胞を引き寄せて、多発性硬化症を引き起こすことが示唆された。

