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植物免疫学:植物における広域免疫のための自己活性化型NLRの再構築

Nature 645, 8081 doi: 10.1038/s41586-025-09252-z

世界的な食料安全保障と環境持続可能性に対する植物病原体の脅威が拡大しており、これと闘うために、植物の免疫受容体の再構築は、新しい病害抵抗性形質を作り出す上で不可欠な戦略となっている。しかし現在の手法では、植物病原体の迅速な進化が制約となり、持続的な広域防御にならないことが多い。今回我々は、コイルドコイルドメインあるいはRPW8(RESISTANCE TO POWDERY MILDEW 8)様コイルドコイルドメイン1個を含む自己活性化型のヌクレオチド結合ロイシンリッチリピート免疫受容体(NLR)のN末端に、インフレームで融合させた、1つあるいは2つの保存された病原体由来プロテアーゼ切断部位と結合した可変ポリペプチドを含むキメラタンパク質の発現を通じて、植物に対して広域で持続的かつ完全な病害抵抗性を工学的に付与するための革新的戦略を報告する。病原体の侵入後に、病原体由来の特異的プロテアーゼがこの不活性なキメラタンパク質を切断すると、自己活性化型NLRが遊離して、広域の植物耐病性を誘発する。この改変型NLRを単独で導入するだけで、複数のポティウイルスに対して広域の完全な耐病性が得られることが明らかになった。さまざまな界を横断して多くの病原体がプロテアーゼをコードしていることを考えると、この戦略は、植物においてウイルスや細菌、卵菌類、菌類、線虫、害虫の制御に利用できる可能性がある。

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