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気候科学:地質学的炭素貯留の慎重な惑星限界
Nature 645, 8079 doi: 10.1038/s41586-025-09423-y
地質学的な炭素貯留は、化石燃料からの排出を抑え、大気から二酸化炭素(CO2)を永続的に除去する重要な戦略である。しかし、貯留ポテンシャルは無限ではない。今回我々は、堆積盆地における炭素貯留に関するリスクに基づく空間明示的な解析を通して、慎重なCO2貯留の惑星限界が約1460(1290~2710)Gtであることを立証する。我々は、短期的な厳しい総排出量削減のみが、2200年以前にこの限界が破られるリスクを低減できることを示す。炭素除去に地質学的貯留を十分に用いることによって、可能な全球温度の低下が最大0.7℃(貯留の見積もりと気候応答の不確さを含めて0.35~1.2℃)になる。今回のリスク評価に対して最もロバストなのは、現在化石資源を大規模に採掘している国々であった。炭素貯留を限定的な世代間資源として扱うことは、国家の緩和戦略と政策に大きな影響を与え、貯留利用の優先順位を明示的に決定する必要がある。

