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幹細胞:hPSC由来の一酸化窒素産生ニューロンの生着によりマウスの腸の運動障害が改善される

Nature 645, 8079 doi: 10.1038/s41586-025-09208-3

消化管(GI)運動障害は重大な医学的課題であり、有効な治療法はほとんどない。GI運動障害は、多くの場合、腸神経系における抑制性の一酸化窒素(NO)産生運動ニューロン(腸の運動性の調節に不可欠)の機能不全によって生じる。NOニューロンの喪失あるいは機能不全は、アカラシア、胃不全麻痺、腸の偽閉塞、慢性便秘などの重篤な疾患と関連している。今回我々は、GI運動障害を標的とする治療開発を目的とした、ヒト多能性幹細胞(hPSC)ベースのプラットフォームを紹介する。偏りのないスクリーニングを用いて、NOニューロンの活動を調節し、ex vivoのマウス大腸組織における運動性を高める薬剤候補を特定した。さらに我々は、NOニューロンの指定を駆動する発生プログラムを明らかにするハイスループット戦略を確立し、血小板由来増殖因子受容体(PDGFR)の阻害が、腸神経系の前駆細胞からのNOニューロンの分化を促進することを見いだした。これらのニューロンをNOニューロン欠損マウスに移植すると、ロバストな生着につながり、GI運動が改善したことから、神経変性に伴うGI障害に対する細胞ベースの有望な治療法が提示された。これらの研究は腸ニューロパシーを理解し治療するための新たな枠組みになる。

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