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構造生物学:ヒトのクロマチンリモデリング因子SMARCAD1のサブヌクレオソーム選択性

Nature 644, 8077 doi: 10.1038/s41586-025-09100-0

クロマチンリモデリング因子は、細胞でのヌクレオソーム動態制御の中枢であり、クロマチンのパッケージング、転写、複製、DNA修復に重要である。今回我々は、ヒトのクロマチンリモデリング因子SMARCAD1が、カノニカルなヌクレオソームよりもサブヌクレオソーム粒子の方に基質選択性を示すことを明らかにする。ヌクレオソームおよびヘキサソームに結合したSMARCAD1のクライオ電子顕微鏡構造から、基質選択性に対する機構的知見がもたらされた。SMARCAD1は、in vitroおよび細胞内での機能に必須の複数のファミリー特異的エレメントを介してヘキサソームに結合する。この酵素は不活性なコンホメーションをとっているカノニカルなヌクレオソームに結合し、これによりヌクレオソームに対する活性消失が説明される。注目すべきことに、ヌクレオソームリモデリングでは、ヒストンシャペロンであるFACT複合体がH2A–H2Bと相乗的に作用して、これがSMARCAD1の活性を促進する。まとめると、今回の知見により、サブヌクレオソームがATPに依存する過程を介してリモデリングされるという、クロマチン調節の新たな経路が明らかになった。

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