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環境科学:土地劣化曲線を曲げて世界的環境目標を達成する
Nature 644, 8076 doi: 10.1038/s41586-025-09365-5
土地は、人間社会を維持し、多様な生態系を育み、地球の気候を調節する上で重要な役割を果たしている。従って、現在の土地の劣化速度は、気候変動、生物多様性の喪失、社会危機を引き起こす重大な環境的・社会経済的脅威となる。土地劣化の防止と回復は、国連砂漠化対処条約(UNCCD)の主要目標であり、他の2つのリオ条約、すなわち国連気候変動枠組条約(UNFCCC)と生物多様性条約(CBD)の基礎にもなっている。本論文で我々は、これらの条約の目標が、土地劣化の「曲線を曲げる」ことによってしか達成できず、そのためには食料システムの変革が不可欠であると主張する。我々は、世界の食料危機のリスク回避に寄与する持続可能な食料システムを育成しつつ、気候や生物多様性への利益ももたらす、土地劣化に対処するための取り組みを提示する。我々はまた、土地・食料システムに関連するリオ3条約に関して、野心的な2050年目標を提案する。さらに我々は、これらのリオ条約の目標の達成において土地が果たす中心的役割を認識するとともに、政府間協定に食料システムを組み込むことで、我々が直面する複雑で相互に関連した世界的危機に対して決定的な進展を可能にする、共同的措置を強く推奨する。

