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水文学:水平方向の水文学的流れを含む全球の湿度指数
Nature 644, 8076 doi: 10.1038/s41586-025-09359-3
乾燥度指数は、陸域における水の利用可能性を示すのに広く用いられている。気候的な水供給(降水量、P)と水需要(最大蒸発散量、PET)との釣り合いは、P/PET比、すなわち湿度指数として表されることが多い。また水は、河川や地下水を通して、丘から谷へ、山から平野へ水平方向に流れ、受け入れる低地に供給される。今回我々は、この水平方向の水の供給が、受け入れる低地の乾燥度を低減することを示す。まず我々は、全球水文モデルを用いて、地表と地下水による月ごとの供給(Qlat)を角度30秒の全球格子で見積もった。次に我々は、従来の全球湿度指数(GHI)をP/PETとして、Qlatを含む新しいGHIを(P + Qlat)/PETとして計算した。「GHI_topo」と名付けた後者は、地形を反映し、水文学的に収束する低地ではより高くなる。また、受け入れる低地でのQlatの到達が遅延・拡散するため、季節変動も(Pに比べて)遅延と減衰を示す。気候と地勢の両方に起因するそうしたQlatの時空間的特徴により、GHI_topoは、下流域の社会や生態系における局所的な水利用可能性のより現実的な指標となり、これによって、乾燥した地域と期間における生命の存在が可能になる。GHI_topo ≥ 1となる(供給が需要を満たすか超えている)全球の地域はGHI ≥ 1となる地域より33%広く、乾燥気候や季節的に乾燥する気候の地域でははるかに広い。

