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気候科学:航空の気候に対する影響のトレードオフは非CO2緩和を支持している
Nature 643, 8073 doi: 10.1038/s41586-025-09198-2
民間航空の気候評価では、(1)CO2排出、(2)NOx(NO + NO2)排出、(3)持続的な飛行機雲という、気候強制の主要な要素を一貫して定量化しきた。これら3つの要素は全て、正の放射強制力(RF)を及ぼし、同規模の気候温暖化につながる。航空業界は、先進的なエンジン技術、より持続可能な航空燃料、最適な航空路の選択を通して、精力的にその気候フットプリントを削減しようとしている。こうした手法は、燃料を1%多く燃焼させて飛行機雲のRFを4%削減するといった、NOxや飛行機雲(非CO2)に対するCO2のトレードオフに関するものであることが多い。本論文で我々は、RF要素の不確かさに由来する気候トレードオフのリスク曲線が、特定のトレードオフ比が気候に利益をもたらす確率を与え得ることを示す。我々は、それぞれの要素に対して、1年間の飛行に起因する有効RFの積分値、つまり活動当たりの全球温暖化(GWA)を計算した。GWA(CO2)に対するGWA(非CO2)の比の相補累積確率分布は、トレードオフ非CO2に対するトレードオフCO2の比の関数として正の気候結果の可能性を与える、気候トレードオフのリスク曲線をもたらすが、それはGWAとトレードオフの積が両方に対して同じであるからである。我々は、上記で示された1:4の比率に対し、100年間の計画対象期間での気候緩和の可能性が十分であり(67%)、これより比率の小さい非CO2緩和策案が望ましいことを見いだした。

