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分光学:広帯域過渡フルストークス発光分光法

Nature 643, 8072 doi: 10.1038/s41586-025-09197-3

円偏光(CPL)を放出する材料は、高効率ディスプレイから量子情報技術に至るさまざまな用途向けに大変望まれている。しかし、時間分解CPL(TRCPL)特性評価の確立された方法には顕著な制約があり、概して感度、利用可能な時間スケール、スペクトル情報の間で妥協が必要である。これにより、材料開発に必要な詳細な光物理学的知見の取得が制限されてきた。今回我々は、高感度(10−4オーダーの雑音レベル)で広帯域(約400~900 nm)の過渡(ナノ秒分解能、ミリ秒レンジ)フルストークス(CPLと直線偏光)分光装置を実証する。今回達成された、高感度、広波長応答、フレキシブルな時間レンジの組み合わせは、これまでのTRCPL法に勝る大きな進歩を示している。結果として、TRCPL測定は、非対称要素が低い(10−3)系やナノ秒からミリ秒の時間レンジに及ぶ発光経路など、これまで調べることができなかった材料系や光物理過程に適用可能であることが示された。さらに、フルストークス測定によって直線偏光成分の経時変化の追跡が可能になった。そうした成分はそれ自体興味深いが、時間領域における関連CPLアーチファクトの管理という状況では特に意義がある。

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