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人工知能:コンピュータービジョン研究によって強化される監視技術
Nature 643, 8070 doi: 10.1038/s41586-025-08972-6
ますます多くの学者、政策立案者、草の根コミュニティーが、人工知能(AI)研究、そして特にコンピュータービジョン研究が、大量監視技術の開発と強化の主な源泉となっていると主張している。しかし、コンピュータービジョンから監視に至る道筋は、依然として議論のあるところである。今回我々は、監視AIパイプラインの性質と範囲に関する実験的な評価を提示し、コンピュータービジョン分野と監視の密接な関係について広範な証拠を示す。我々は、コンピュータービジョン研究の論文とその引用特許の分析を通じて、こうした文献のほとんどが、人間の体や体の一部を標的にするのを可能にするものであることを見いだした。また、1990年代と2010年代を比較すると、監視を可能にする下流の特許と結び付いたこれらのコンピュータービジョン論文の数が5倍に増加していることが確認された。加えて、今回の知見は、少数の悪質な存在だけが監視を可能にするという考え方に反している。むしろ、人間を標的にすることの常態化がこの分野に浸透していることが分かった。難読化のパターンを考えると、この常態化は特に著しい。我々は、例えば、特別な配慮なしに研究するために人間を「対象(オブジェクト)」と呼ぶなどして、文献が人間を標的にすることを直接言及するのを避けられるようにしている難読化表現を明らかにした。今回の結果は、コンピュータービジョン研究と監視が広範に深く結び付いていることを示している。

