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天文学:明るい長周期電波トランジェントからのX線放射の検出
Nature 642, 8068 doi: 10.1038/s41586-025-09077-w
最近、電波パルサーの数千倍の長さの放射を示す、長周期電波トランジェント(LPT)のクラスが発見されている。広視野電波サーベイの進歩によって可能となったこれらの発見は、回転によって駆動されるパルサーの既存のモデルに疑問を投げ掛けている。提案されているモデルには、強い磁場を持つ中性子星や白色矮星パルサー、低質量の伴星を持つ白色矮星の連星系が含まれる。一部のモデルではX線放射が予測されているが、広範な調査にもかかわらず、LPTはX線では検出されていない。本論文で我々は、周期が共に44.2分の電波放射とX線放射を同位置に持つ、極めて明るいLPT(電波で10〜20 Jy)ASKAP J1832–0911の発見について報告する。そのX線光度と電波光度は相関および強く変動しており、これは他の観測される特性と合わせて、銀河系内の既知のいずれの天体のものとも異なる。その放射源は、古いマグネターあるいは極めて強い磁場を持つ白色矮星の可能性があるが、いずれの解釈にも理論的課題がある。LPTからこうしたX線が検出されたことで、これらの天体が従来考えられていたよりも高エネルギーであることが明らかになり、非常に明るいコヒーレントな電波放射に関連付けられた、光度が約1033 erg s−1で周期が時間スケールのX線トランジェントのクラスが確立された。

