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化学:インドールとベンゾフランにおけるC原子のN原子への置換と骨格編集
Nature 642, 8066 doi: 10.1038/s41586-025-09019-6
骨格編集では、化合物の構造が組み替えられる。そうした編集は、化合物の骨格構造における原子置換、原子挿入、原子削除、再編成を通して実現できる。骨格編集は、薬剤開発の取り組みの後期段階で実施されるため、既存のファーマコフォアの多様化を可能にし、薬剤開発の効率を向上させる。古典的な方法で基本的なビルディングブロックからヘテロアレーンを構築する代わりに、リード化合物や承認済のファーマコフォアから直接出発すれば、容易に変種構造が得られる。今回我々は、インドールヘテロアレーン・コアの酸化的開裂とそれに続く閉環を通してインドールのC2位でC原子をN原子に置換することにより、インダゾールが得られることを報告する。反応は、開環したオキシムを中間体として経て進行する。また、こうした環が開裂した中間体はベンゾイミダゾールに転換される可能性もあり、その結果、全体としてのC原子からN原子への置換と骨格再編成が同時に起こる。同じ構造転換戦略は、ベンゾフランにも同様にうまく適用でき、ベンゾイソオキサゾールかベンゾオキサゾールのいずれかが得られる。こうした方法を通して得られる化合物種(インダゾール、ベンゾイソオキサゾール、ベンゾイミダゾール、ベンゾオキサゾール)は、天然物や医薬品の下部構造に見られる生体関連部分である。今回提示した手順によって、骨格編集という新分野における方法のポートフォリオが大幅に拡大される。

