Review

惑星科学:地球型惑星の形成における後期集積の役割

Nature 641, 8065 doi: 10.1038/s41586-025-08970-8

水星、金星、地球、火星といった地球型惑星は、より小さい天体が集積して形成されたと考えられている。中でも地球は最も遅く形成された可能性が高く、太陽系で最初に固体が凝縮してから約6000万〜1億年の間に、最終的な質量の約99%に達したとみられている。本総説で我々は、地球や他の地球型惑星の長期的な進化を制御する上で、惑星成長の最後の約1%、つまり後期集積が果たした不均衡な役割について検討する。後期集積は、地球の独特な地球物理学的特徴や化学的特徴を形作り、前生物化学(化学進化過程)へとつながる経路を作り出した可能性がある。また、金星と地球の特徴の違い(例えば、地殻変動、大気組成、水の量)、火星の表面の二分性、水星の大きな核–シリケイト質量比は、惑星間で後期集積が異なっていたことで説明できるかもしれない。大規模な衝突やそれに続く過程は、岩石質の系外惑星でも起こり、その進化を変える可能性がある。従って、地球類似惑星の探索において、我々はこうした過程を考慮すべきである。

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