Review

神経科学:安静時の機能的磁気共鳴画像化の歴史と未来

Nature 641, 8065 doi: 10.1038/s41586-025-08953-9

ヒト脳において安静時機能的神経結合が発見されて以来、この神経画像化手法は神経構造研究に革命をもたらした。かつて雑音と見なされた、大規模な脳ネットワーク全体に広がる自発的な低振動数の揺らぎは、今やその機能的重要性について2万5000編以上の文献で検討されている。本総説で我々は、安静時機能的磁気共鳴画像(rsfMRI)研究の歴史的概観と将来進み得る方向性に関する考察を示し、脳固有の時空間的構成の解明に向けて開発されてきたこの非常に情報豊かな解析手法に光を当てる。また、電気/生物医工学・物理学・数学・計算科学の寄与によって可能になった方法論的革新に重きを置きながら、神経科学におけるrsfMRIの広範な使用につながった分野協同の取り組みについて概説する。この分野の今後の発展に必要になるであろう重要な理論的・方法論的進歩に焦点を合わせ、全脳的計算モデル化の新たな展開との統合、脳–行動マッピングのより洗練された手法、神経生理学の同時測定から得られるより深い機構的手掛かり、そして機械学習応用における一般化の失敗の問題に対するより深い認識の必要性を強調する。我々は、rsfMRIが精密精神医学のために集団神経科学や世界規模の健康イニシアチブと完全に統合されるならば、さらに大きな臨床的意義を持つ可能性があると考える。

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