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天文学:白色矮星を伴う近接連星系内にある逆行惑星
Nature 641, 8064 doi: 10.1038/s41586-025-09006-x
近接した伴星は、原始惑星系円盤を潮汐的に刈り込んだり、微惑星同士の集積を妨げたり、力学的に安定な領域を狭めたりすることで、星周(S型)惑星の形成や軌道の安定性に悪影響を及ぼすと考えられている。これにより、近接連星系にS型惑星があまり観測されていないことが説明される。恒星成分間の平均間隔が2.6 AUであるはちぶんぎ座ν星には、主星を周回し、2つの星の中間に極めて広い軌道を持つ、逆行する惑星が存在するのではないかと長年推測されてきた。しかし、その形成を否定する強力な理論的根拠と、観測による前例がないことから、その存在は疑問視されてきた。本論文で我々は、この惑星仮説を補強する、新たな視線速度の測定結果を報告する。全ての視線速度データにしっかりと合わせ込むには、惑星軌道は逆行でほぼ共平面上になければならない。我々はまた、伴星が白色矮星であるとする、補償光学撮像による重要な発見をしたことも報告する。原初の連星軌道のもっともらしい状況を調べた結果、2つの星の間の最小間隔は当初1.3 AUであったことが示され、これは、現在の惑星軌道と重なっていて、主星を周回する惑星軌道がこれらの若い星と同時期に形成されたとするいかなるシナリオも考えにくい。この逆行惑星は、連星を周回する軌道か第二世代の原始惑星系円盤から生じたに違いなく、これは、惑星系の形成と進化における連星系進化の役割を示している。

