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有機化学:戦略的原子置換によって可能になるピラゾール・アルキル化における位置制御

Nature 641, 8063 doi: 10.1038/s41586-025-08951-x

ピラゾールは、主要下部構造として農薬や医薬活性化合物によく見られるヘテロ環である。ピラゾールは広範に見られるにもかかわらず、確立された方法では、構築時かN-官能基化時に差別化の問題があるため、複雑なピラゾールの選択的合成を到底実現できない。これは、差別化が不十分な出発物質間で選択性決定結合の制御を試みるというのが主な合成戦略となっていることの直接的結果である。今回我々は、この長年の課題を克服するために、イソチアゾールからN-アルキルピラゾールを合成する代替的な概念アプローチ「戦略的原子置換」の典型例を報告する。正味の順方向変換は、イソチアゾールの硫黄原子を窒素原子とそれに付随するアルキルフラグメントに「交換」して、アルキル化ピラゾールを得ることである。これら2つのアゾールを結び付けるのは、合成における可能性がまだ活用されていないオーファンヘテロ環種である1,2,3-チアジアジン-S-オキシドである。こうした独特なヘテロ環を通して進行させることによって、結合だけに基づくピラゾール合成に伴う選択性と分離の典型的課題が回避され、差別化が最小限の周辺置換基であっても区別され、異性体的に純粋な生成物が得られる。

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