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古生物学:ジュラ紀の鉤頭動物が明らかにする鉤頭虫類の起源

Nature 641, 8063 doi: 10.1038/s41586-025-08830-5

鉤頭動物門(鉤頭虫類)は、鉤を有する反転可能な吻の存在を特徴とする、広範な脊椎動物および無脊椎動物に感染する多様な内部寄生動物群である。鉤頭動物門は、長く独立した門とされてきたが、形態的特徴に基づく姉妹タクソンの候補は、扁形動物門(扁虫類)、鰓曳動物門(鰓曳虫類)、輪形動物門(輪虫類)など複数存在する。一方、分子系統解析では、鉤頭動物類が輪形動物類の内部に位置付けられており、これは、鉤頭動物が顎器を有する自由生活性の蠕虫(担顎動物)から派生したことを示唆している。鉤頭動物の唯一の化石記録は後期白亜紀の卵の化石で、その初期進化の解明に資する古生物学的情報は限られている。本論文で我々は、中国の中期ジュラ紀の道虎溝生物相から発見された、鉤頭動物の新属新種Juracanthocephalus daohugouensisの体化石を報告する。Juracanthocephalusには、鉤を有する吻、生殖嚢、他の担顎動物類に典型的な複数の異なる要素を持つ顎器など、鉤頭動物の明確な特徴が認められた。Juracanthocephalusは、輪形動物門の体表付着性動物であるウミヒルガタワムシ類および鉤頭動物門と共通の特徴を持ち、顎を有する輪形動物類と、顎を欠く絶対寄生動物である鉤頭動物類の間の進化的空白を埋める存在である。今回の成果は、太古の鉤頭動物類のこれまで認識されていなかった生態的および形態的多様性を明らかにするとともに、この極めて謎めいた現生動物群の起源を明らかにする移行化石の意義を強調している。

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