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認知神経科学:背内側前頭皮質における複雑な社会的意思決定の基底関数

Nature 641, 8063 doi: 10.1038/s41586-025-08705-9

社会的環境をナビゲートすることは、脳にとって基本的な課題である。脳はこの問題を、部分的には社会的情報を行為者中心的な様式で表現することにより解決することが明らかにされている。すなわち、他者の能力や態度に関する知識は、「自己」や「他者」といったように個人に対してタグ付けされているのである。この直感的な手法は、脳の社会的領域である背内側前頭前皮質(dmPFC)と前帯状皮質(ACC)における主要なノードの理解に役立ってきた。しかし、個人が他者と相互作用し合う可能性のあるパターンや組み合わせも、個人の位置付けと同様に重要である。今回我々は、機能的磁気共鳴画像法、行動実験、社会集団での意思決定課題を用いた4つの研究で、dmPFCとACCは、特定の状況で生じる社会的相互作用に対する組み合わせの可能性を表現しており、空間領域、視覚野、運動野で用いられる基底関数と類似した圧縮されたフォーマットでこれらを行うことを示す。この基底関数は、個人の位置付けではなく、社会的相互作用タイプと一致する。我々の結果は、視覚野と運動野における抽象的な神経符号化スキームと、我々の社会的同一性の感覚の構築との間に深い類似性があることを示している。

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