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保全生物学:分断化景観では種の入れ替わりは生物多様性を救済しない

Nature 640, 8059 doi: 10.1038/s41586-025-08688-7

生息地の分断化は、一般にパッチスケールの生物多様性(α多様性)を低下させる。しかし、そうした悪影響が、分断化の結果としてパッチ間の多様性(β多様性)が高まった場合に、景観スケールの多様性(γ多様性)において緩和され得るかどうかに関しては議論が続いている。議論の的となっているこの見方は、まだ厳密に検証されたことはない。本研究で我々は、6大陸の37件の研究から得られた4006タクソンのデータセットを用い、連続した景観と分断化景観を明示的に比較することで、分断化が各スケールで生物多様性に及ぼす影響を調べた。その結果、分断化景観では一貫して、α多様性とγ多様性が共に低いことが分かった。分断化景観のβ多様性は高い傾向があるものの、それはγ多様性の向上には結び付いていなかった。我々の知見は、生息地の分断化が場合によっては景観スケールで生物多様性を高め得るという主張を否定するものであり、規模の拡大が続く生物多様性の喪失を最小限にとどめるには、生息地の復元と連結性の強化が必要であることを強調している。

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