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神経科学:マウス視覚皮質の複数領域にわたる機能的コネクトミクス
Nature 640, 8058 doi: 10.1038/s41586-025-08790-w
脳を理解するには、ニューロン群を形作る回路構造に対する、それらニューロン群の機能的反応を理解する必要がある。今回我々は、自然および人工の視覚刺激を見ている覚醒マウスで、一次視覚皮質(VISp)と高次視覚領域(VISrl、VISal、VISlm)の約7万5000個のニューロンの高密度カルシウム画像化を行うことで得られた、機能的コネクトミクスのデータセットMICrONSを紹介する。これらのデータは、20万個以上の細胞と5億個以上のシナプスを含む電子顕微鏡再構成図と共に登録されている。あるニューロンサブセットを校正したところ、樹状突起の完全な形ばかりでなく、局所的および領域間の軸索投射を含む再構成図が得られ、1ニューロン当たり数千に上る細胞間接続がマッピングされた。このデータセットは、オープンアクセスの情報資源として公開されており、データの検索と解析のツールも含まれている。同時掲載の一連の論文では、細胞タイプの包括的な特徴付け、1つの皮質コラムのシナプスレベルでの接続図、遺伝子発現データと結び付けられる細胞タイプ特異的な抑制性結合の解明に、このデータセットを用いた研究結果が報告されている。機能面では、我々は、視覚空間全体にわたる情報統合の仕組みについての新しい計算原理を特定し、新たなタイプのニューロン不変性の特徴を明らかにし、構造と機能を合わせることで領域内と領域間の興奮性ニューロン間結合の一般原理を明らかにしている。

