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地球化学:地球の冥王代の原始地殻の形成と組成

Nature 640, 8058 doi: 10.1038/s41586-025-08719-3

地球や他の地球型惑星では、原始地殻が初期に形成されていたはずであるが、この地殻の化学組成はほとんど注目されていない。原始地殻は、小惑星体の集積と融解によって形成された広大なマグマオーシャンから抽出された。実験データと年代学的データは共に、このマグマオーシャンから上昇したケイ酸塩メルトが、金属が抽出されて地球の核を形成した時かその後に、平衡状態で形成されたことを示唆している。本論文で我々は、こうした条件下で形成された原始地殻には、現在の平均的な大陸地殻と非常によく似た(ケイ酸塩鉱物に関する)不適合微量元素の特徴があったと思われることを示す。これは、その後の惑星進化に大きな影響を及ぼした。プレートテクトニクスが始まった時期と様態に関する多くの地球化学的議論は、大陸の微量元素の特徴を生み出すには沈み込みが必要であることを暗黙のうちに仮定している。このシグネチャーが既に冥王代の原始地殻の特徴であったとすれば、こうした議論には大きな欠陥があることになる。

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